何かイメージを巡らせるということはとても楽しい。 今回頂いたご依頼のメールを目にした時点で私のスイッチはONになる。 星 誠流さん…!迷わず浮かんだイメージは黒豹でした。 早速ラフを描きご本人にOKをいただく。 |
拡大した絵を着物に置いて位置を決めますが、お引きの なんとながいこと!この状態で着物の全体、上3分の1は折り返して あります。布とはいえない重量です。 |
マスキングフィルムへ描き写しますが、布地への密着がいいように強粘着の フィルムを使うのでトレぺに極力くっつかない様にするのですが、 割と思ったようにはいかない作業で何時ものことながら悪戦苦闘します。 |
写し終えたすべての線をカッッティングしたところ。作業工程として載せましたが わけのわからない画像でごめんなさい。このシートを着物に乗せるため、 切り込みが離れないように全部マスキングテープで止めます。 |
色を入れるところを抜いていきますが豹柄以外はまだテープを剥がさないで おきます。 |
豹の上のほうから色を吹き付けていきます。マスキングの重さを考えれば 下からやったほうがいいかも? |
豹柄と陰影が終わったところ。黒一色なので楽です。尻尾があと少しの所で マスキングペーパー足りなかったのでここは後回しでいきます。 |
目とその他の陰影を入れてからマスキングをはずしてみます。 うん、いいじゃん!!自画自賛。 |
同じやり方でもう一匹。 |
着物が白いのでおもったとおりに描けました。手前の豹の尻尾に誠流さんの
名前を入れたのですが気付いてもらえるかな?デザイン的にはとても気に入 っているんですが。 |
地上部はほとんどフリーハンドで描きました。金の染料は筆で入れます。 |
左肩から同じようにして絵を入れていきます。 |
両肩と前身頃の方にも絵を回り込ませて背景を描きます。白熱の太陽は 厚手の紙を丸く抜いて軽く浮かせた状態で吹きつけます。 |
ラメはアクリル塗料を使うので熱で染料を定着させてから使います。 これで完成。 |